湖の一番のビューは、取水用のポンプ室と思われる建物がある場所から見る景色だ。広大な緑の森に囲まれて静かに眠る湖、深い山間にひっそりと静まりかえる湖、と見えなくもない。正面の山の上には、自衛隊のレーダードームが見え、その右手には、宇江城城址も見えるが、これもアクセントになって良い。風によって湖面が波立ち、空行く雲によってその色が移り変わる。音といえば、鳥のさえずりと蝉の鳴き声、そして、木の葉をゆらす風の息吹。ほかには、何も聞こえない。長い間見ていても飽きない風景だ。
写真に撮ろうとすると、建物が邪魔になるけれど、作られた目的がダムなのだから文句は言えない。屋上を展望台にでもすれば、さらに広がりのある素晴らしい景色が展開するだろう。「望岳台」なんて名前をつけたりしてね(どこかに有りそうな名前だけれど)。
最近のように降水量が少なくて干上がってしまい、湖でなくなることを見越して、名前を付けなかったわけではないと思うけれど、それにしても、これだけの観光スポットとなりうる場所に名前がないというのは可哀想。
だれかこの湖に素敵な名前を付けてあげてください。
(写真は、2004年6月に撮ったものです。)

