2005年11月10日

島地の森(2)

「島地の森散歩道」のアスファルトの道を10数分歩くと、左側に湖が見えてくる。この湖には、名前がない。島の人たちは、「白瀬二号ダム」と呼び、地図にもそう書かれているが、ダムというのは、河川を堰き止めた堰堤、あるいはシステム全体をいうのであり、たまった水の部分は、ダム湖または「なになに湖」「なになに池」というのが普通だ。たとえば、久米島でいえば、タイ原池、ヤンガーイチ、フサキナ池、儀間池など。湖や池としての名前がなく、ダムとだけされているのは、このほか、白瀬一号ダム、それに最近完成したカンジンダムなどだけれど、この湖は、池というより、○○湖というにふさわしいくらいの風格と雰囲気を備えている。
 湖の一番のビューは、取水用のポンプ室と思われる建物がある場所から見る景色だ。広大な緑の森に囲まれて静かに眠る湖、深い山間にひっそりと静まりかえる湖、と見えなくもない。正面の山の上には、自衛隊のレーダードームが見え、その右手には、宇江城城址も見えるが、これもアクセントになって良い。風によって湖面が波立ち、空行く雲によってその色が移り変わる。音といえば、鳥のさえずりと蝉の鳴き声、そして、木の葉をゆらす風の息吹。ほかには、何も聞こえない。長い間見ていても飽きない風景だ。
 写真に撮ろうとすると、建物が邪魔になるけれど、作られた目的がダムなのだから文句は言えない。屋上を展望台にでもすれば、さらに広がりのある素晴らしい景色が展開するだろう。「望岳台」なんて名前をつけたりしてね(どこかに有りそうな名前だけれど)。
 最近のように降水量が少なくて干上がってしまい、湖でなくなることを見越して、名前を付けなかったわけではないと思うけれど、それにしても、これだけの観光スポットとなりうる場所に名前がないというのは可哀想。
だれかこの湖に素敵な名前を付けてあげてください。
(写真は、2004年6月に撮ったものです。)

20051110.jpg
posted by Mr.G at 11:05| Comment(0) | TrackBack(0) | よもやま話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/9167889
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック